腸内フローラの効果と特徴

腸内フローラとは一体なんなのか?

私たちの腸の中には、多種多様の細菌がすみついています。いろいろな細菌が、種類ごとにかたまって群生しているようにみえて、まるでお花畑を連想させるので、この様子を、腸内フローラと呼んでいます。

 

そして、この腸内フローラは、生活環境や食生活、年齢などによって違いができ、まったく同じ人はいないと言われています。

 

また、同じ人でも、その時の状態によって変化することもわかっています。つまり、腸内フローラは人によってさまざまで、その人固有のものなのです。

 

腸内フローラが重要視される理由

では、なぜ腸内フローラが注目を浴びているのでしょう。
それは、いろいろな病気やうつ病、肥満や老化にまで関係があるという研究結果が報告されているからです。

 

腸内環境が悪いと、下痢や便秘になりそう…、ぐらいはだれでも考えると思います。

 

しかし、腸内環境が体調に影響したり、うつ病と関係があったり、そのうえ肥満や老化にまで関わりがあるなんて、ちょっと想像しにくいのではないでしょうか。

 

腸内フローラが、このように私たちの身体全体の状態を左右しているらしい、ということが最近わかってきて、注目されているのです。

 

腸の中にはどんな細菌がいるのでしょう

腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌、という3種類の菌に分けることができます。

 

善玉菌は、有害な菌の侵入や増殖を防いだり、腸の動きをよくするなど、有益な働きをします。

 

それに対し悪玉菌は、腸の中を腐敗させたり、有毒な物質を作ったりして、腸内環境を悪化させます。

 

そして日和見菌ですが、この菌は、腸内環境がいいときには善玉菌のような働きをし、逆に腸内環境が悪くなると悪玉菌のようになってしまうという、ちょっと変わった細菌です。

 

理想的なバランスは、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の割合が、2:1:7だと言われています。
不思議なことに、悪玉菌も無ければいいわけではないようです。

 

このバランスが崩れて、悪玉菌が優勢になってくると、身体にも悪影響が出てくるのです。

 

腸内フローラをよい状態に保つには

善玉菌が優勢な腸内環境とつくり、腸内フローラのバランスをよくするためには、善玉菌を増やしたり、善玉菌がしっかり働ける状態をつくればいいわけです。

 

そのためには、食物繊維や発酵食品などを摂取するのが良いと言われていますが、偏った食事では効果は期待できません。

 

できるだけ多くの種類の食品を、バランスよく摂取することが理想的です。

 

また、ストレスや生活の乱れなどで身体のバランスを崩すと、腸内フローラの状態も悪くなると言われていますから、自分の生活スタイルなどを見直すことも大切です。

 

 

いろいろな病気やうつ病、肥満や老化などに、どの腸内細菌がどのように関わっているのかは、まだ研究段階にあると言えます。

 

しかし、腸内フローラが、私たちの身体全体の状態と密接な関係にある、ということがしだいに明らかになってきています。

 

腸内フローラを意識することで、いつまでも若々しく健康的な毎日が送れたらすばらしいですね。
今後ますます、腸内フローラは多くの人の関心を集めることになりそうです。